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今日のびっくり!


1999年に開館したときから人気のワン・ホンジェンの《山の野辺送り》。

とても雄大な風景が魅力で、その自然に抱かれた人間は小さな存在だなぁ~と思います。

この風景、作者が陝西省北部の楡林市王家湾で見た景色なんだそうです。

一方、前に並ぶ人たちは、作者の故郷である河南省函谷関のご親戚の方々で、親族の老人のお葬式を描いています。この地方の風習では、天寿をまっとうした老人の葬儀では、紅い布を使うのだそうです。

そしてもう一つ驚くことは、完成までなんと8年もかかったということ。きっと悩みながら何度も構想を練り直したのでしょうね(涙ぐましい)。    
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